光岡・レイ(麗)は、光岡自動車がかつて製造していたクラシック風軽自動車。
現在は製造が終了している。
クラシカルなボディコンセプトはヴィヴィオビストロを意識した造りとなっており、メッキパーツを多用したスタイリングとなっている。
製造終了までに2度のモデルチェンジを経ている。
初代は、1996年に登場した。
マツダ・キャロルをベースにしたレトロ感覚の軽ハッチバック。
ボディは3ドアのみで、オリジナルボディとうまくマッチさせた独自デザインのフロント回りを組み合わせている。
リアテールランプと木目調パネルが装着された。
エンジンは直3のNAのみ。
FF/4WDそれぞれに5MT/3ATが設定された。
グレードはベーシック/スタンダード/デラックスの3タイプ設定される。
また、全長を伸ばした普通車モデルも存在した。
2代目は、1999年に登場した。
ベースにはスズキアルトの5ドアモデルが選ばれた。
直3SOHC12バルブエンジンに3ATの組み合わせのみで、駆動方式はFFであった。
エクステリアの変更には、フロントマスクのみをオリジナルとし、レトロ付加物を加えるという比較的簡便な方法が取られた。
縦長のロールスロイスタイプグリルを中央に配し、オーバーライダー付きの左右2分割メッキバンパーを置く。
バンパー上には小さなインテークを設置した。
さらに、グリルからつながるボンネットセンターに太めのメッキモールを装着し、ボディサイドにも細いメッキモールが走る。
リアにも左右2分割のメッキバンパーが装備された。
キャビン回りやインテリアはアルトそのものだ。
3代目は、2002年に登場した。ベースはダイハツ・ミラジーノとなった。
ベース車がすでにレトロ調のモデルだけに、ミツオカオリジナルのフロント回りもごく自然になじんでいる。
室内もベース自体がウッドステアリングや木目調パネル、プロテインレザー・クロスシート地などを採用しているため、こちらも違和感ないまとまり。
エンジンは直3のNAに4ATを組み合わせたもの。
駆動方式は2WD/4WDが選択できる。
2代目同様グレードはなく、駆動方式がそのままグレードとなっている。